漢文はフィーリングと言っている人達へ 漢文は出来て当然 漢文の勉強法

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漢文の勉強法について書いていこうと思いますが、その前に一つ言わせてください。

入試において、漢文は差が付きません。

というのも、漢文は多少勉強すればすぐ成績が伸びる科目です。これは誰に対しても当てはまります。

ですから漢文をちょっと勉強した人たちが「漢文はフィーリングで解けるぜ」なんて口にするのをしばしば目にしますが、はっきり言えば笑止千万です。

漢文に限りませんが、あなたがフィーリングで解ける問題は他人もフィーリングで解けていますよ。

あなたがちょっと勉強して出来るようになった程度のことは、他人も出来るのです。

ですので、漢文において、他人に差を付けるポイントは二つになります。

漢文が苦手な人にとっては、どれだけ早く漢文の能力を及第点にして、他の科目に時間を割けるか。漢文は時間をかければ誰でも出来るようになるので、どうやって実力を伸ばすかより、いかに素早く終わらせられるかが鍵です。

漢文がすでにある程度できる人にとっては、いかに細かい分野の能力を上げ、他人に差を付けていくかが大事です。ここは勉強量の割に効果の出にくい部分です。というのも、漢文自体が配点の低い上に高得点での争いになりがちなので、満点近くとってもそこまで差がつけられません。ですので他科目に余裕のある人だけで十分でしょう。

この二つのポイントについて触れる前に、全員に知って欲しいことがあります。

みなさんは、漢文がどのような人々を対象にしているかご存知ですか?

そもそも当時の中国社会で書物を読む人間は、知識階級に限られていました。そして、当時の知識階級とは国の支配階級です。

つまり現代文や古文と違い漢文は、ほぼ全ての文章が、支配者階級向け書かれているのです。

ですから内容も自然と道徳的、かつ教育的な文章が多いです。

親孝行な人物が孝行ぶりゆえに幸運に恵まれたり、盗みを働く人間が痛い目にあったり、といった内容です。国を背負う人たちに向けての文章ですから当然ですね。そして、こういったオチが文章の核となっています。

漢文を読む際はこのオチを何か掴むことを特に意識してください。オチが分かれば、残りの文章はその結論を支持するための文章ですから理解は簡単です。

そしてこのオチは絶対に常識的な範囲のものです。現代文のようにちょっとひねった文章はない。それゆえ、オチは読み取りやすいはずです。

では先ほど述べたポイントについてです。

まずは、最短ルートで成績を伸ばす方法について。

これはもう単純で句法の徹底なのですが、徹底の仕方が肝要です。

まず句法の意味を丸暗記してはいけません。漢文の送り仮名、レ点などは、我々日本人の先祖が中国語の文章を日本人が読めるようにと開発したシステムですので、書き下しの状態をじっくり読めば意味をとれるものがほとんどです。

次に送り仮名や書き下し文はどうなるのかといった部分までしっかり学んでください。特にセンターだと代表的な句法を含む文について、あえてレ点、一二点をなくして書き下し文を選ばす問題はよく出ます。

ここまでやれば、もう漢文は足を引っ張りません。句法も単語もびっくりするくらい量が少ないのであっという間に終わるでしょう。

次に漢文で差を付けたい人たちへ。

句法はもう問題ないでしょう。ここまできたら、どこまで漢文単語や漢字の意味が分かるかが点を左右します。もうひたすらに覚えてください。

それから古代中国思想、つまりは孔子や孟子の思想についてちょっとでも勉強していると有利です。

漢文で出題される文章の著者は大体彼らの影響を受けているので、彼らの思想が分かっているとそれだけ文章のオチをつかみやすくなるのです。

もちろん多読も欠かさないでくださいよ。得た知識の運用のためにも必須ですが、漢文の文章の筋は固定化していて、そうパターンが多くないことが肌で分かるはずです。

以上、漢文についてでした。漢文は確かに負担の小さい科目ではありますが、一点二点が勝敗を分ける入試では軽視できません。上の記事を参考にちゃっちゃか終わらせてください!!


コメント

  1. スタディソムリエ・田川 より:

    すごく参考になりました。「誰に向かって書いているか」というのは当たり前なようで抜けている視点でした。
    おっしゃる通り、漢文は為政者向けですから、「いい話」になりがちなわけですね。

    ありがとうございます。

    ※誤字脱字ですが、「漢文が苦手な人にとっては」の段落ですけど、「避ける」ではなく「割ける」ですね、内容的には。

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