タイプ別 英語の学習法 成績が伸びない人たちへ

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 よく英語の成績はどうしたら上がりますか?と聞かれます。現状の成績やどこが苦手かなどによって異なってくるので、その度に色々とヒアリングして答えることにしているのですが、最近面白いことに気がつきました。

 数学で同じような質問をされ同じようなヒアリングをした際には、みなさん丁寧に答えられます。「確率の発想がなかなか出てこない」だとか「計算が遅いから時間が間に合わなくて」みたいな感じで。ですのでこちらとしてもアドバイスがしやすい。

 一方で英語の場合は数学ほど自分の弱点を意識していない方が多い。聞いたら考えてくださるのですが、「う〜ん、リスニングをよく間違えるかな」「なんか長文が読めない」みたいな若干あやふやな回答が多い。

 数学ほど単元が明確に分かれてはいませんから、分析がしにくいのかもしれません。とはいえここを避けていては成績は伸びません。というとでまず英語が苦手な方は、自分がどこが苦手なのかしっかり考えてみてください。

 もちろん質問をする前から自己分析をされている方もいます。ただそういう方々はすでに自分なりの対処法を考えていて、それを私に確認される形です。そしてすぐに成績も伸ばしていく。やはり自己分析が大事であることの証左でしょう。

 ということで前置きが長くなりましたが、以下タイプ別にアドバイスをします。大雑把な括りですが、経験上、どの受験生はこのどこかに属しています。自分のタイプにとんでみるのもアリですが、全部のアドバイスを見てみても何かしら得るものはあるでしょう。誰であれ、どれか一つのタイプに属しているというよりは、それぞれのタイプに属しているが、あるタイプの占める割合が大きいというだけですから。

タイプ1 何もかも出来ない、どうしたら良いかも分からない

 ますはじめに、英語が全く出来ない方から始めましょう。ここの方々には語学は暗記だ、という意識をまず持ってほしい。というのもこのタイプには、そもそも勉強自体をやる習慣がない人もいますけど、理数系が得意で論理的に勉強は進めるたがる人たちも結構いるのですよね。

 どちらのタイプにせよ、語学の初期はとにかく暗記するしかないのだと覚悟を決めましょう。単語を覚え、文法を覚える。単純作業を嫌がっているがために成績が伸びていないのです。文法などは特に理屈をつけるのも簡単ですが、まずは丸暗記をしてほしい。その後に理論的な解説を見て、初めて理解が深まります。

単語と文法を覚えたのになお英語が全く出来ない、という人は見たことがないので安心してください。

タイプ2 基礎は固めた それなのに思うように成績が伸びない

 続いて単語も文法もそれなりに覚えているはずなのに、試験で未知の文章が出てくると思うような成績がとれないというタイプです。学校の定期試験なんかは、基本的にやった範囲からしか出てこないですよね。その定期試験でそれなりの成績がとれるから自分は英語が出来るのだと油断し、外部の模試を受けてそこで初めて結果の悪さに愕然とする人は少なからずいます。

 こういった人たちを含め、それなりに真面目に文法も単語も覚えたけどそんなに成績が良くないという人たちに足りないものはなんでしょうか。それは、試験では未知の問題と戦わねばならぬという意識です。

 定期試験までは、教わった問題を丹念に復習をしていけば未知の問題が消えます。一方で外部の模試、そして入試では解いたことのない問題を解かないといけません。同じ英語という科目でも、この二種類の試験はもはや別競技なのですよね。ハンドボール投げと野球のボール投げくらいには性質が違います。(意味が分からなければ無視して結構)

 ということで、これからは未知の問題を解く練習を中心にしてほしい。もちろん復習も大事な勉強ですが、あくまで配分としては新規の問題を若干優先にするくらいで大丈夫でしょう。単純な暗記に比べると、この新規の問題を解く練習の効果が現れるのは遅いです。しかしながら高々数ヶ月で成果が出ることは確約しますから、めげずに頑張ってください。何事も大事なのは継続です。

タイプ3 長文は出来る、文法、単語などの基礎知識が弱い

  帰国子女をはじめとして、感覚だけで英語をやってきたタイプはこのカテゴリーに入ります。ここまで来ている、ということは最低限の知識はあるということでしょうから、ここからはあえて理論的に知識を覚えていくのをお勧めします。

 基本的に単語や語法は覚えていくしかありません。ですからこのタイプの方が嫌いな単純暗記はもちろん必要なのですが、単語の接頭辞などを勉強することで負担は大きく減ります。(例 imやunが来たら打ち消し)たとえばadoptとadaptは混同する人の多い単語なのですが、optionで選択という意味があるようにoptに選ぶという意味があることを知っていればadoptの方が採用する、でadaptは適応する、だと瞬時に分かります。

 こういった単純な暗記の負担を減らす工夫をすることで、このタイプの穴は減らしていけるでしょう。難関大を目指せば目指すほど、みんなができる基礎知識での失点は命取りになりかねないので、厭わず着実に学習を進めましょう。

タイプ4 リスニングが出来ない

 他のタイプはそれなりに出来るのにリスニングだけは苦手な人は結構いるのですよね。

この記事でリスニングについては詳しく解説しているので、読んでみてください。聞く能力が重要視されている昨今、リスニングは少なくとも足を引っ張らないレベルにまではあげる必要があります。

タイプ5 時間さえあれば…

 時間制限の厳しい東大や慶應の一部の学部などでは、時間をどれだけ短縮できるかが勝負です。読解速度と英語の試験を終わらせる速度に相関があることは納得してもらえるでしょう。この記事で長文の速度をあげるコツについては解説しているので、読んでみてください。

タイプ6 どれもそこそこ出来る しかし伸び悩みを感じる

 このタイプがしっかり勉強している受験生は一番多いです。英語のどの分野もそこそこ出来る。志望校の合格者最低ラインくらいはとれる。でもより武器にしたいのに、道が見えない。 

 はじめに残酷な現実を伝えましょう。英語の成績はあるラインを越えようとすると、国語力をはじめとした効果が出るのに非常に時間のかかる能力を高めねばならなくなります。もしあなたがまだ受験までに時間があったり英語に時間をさける環境にあるならゆっくり腰を据えて勉強していけばいいです。しかし受験生の場合、限られた時間の中で総合的に成績を伸ばしていかないといけない受験の特質を考えると、ここで無駄に時間を使うのは賢くない。

 とはいえここで朗報もあります。やり込めばやり込むだけすぐに成績が上がっていく分野が二つあるのです。それは英作文とリスニングです。英作文の勉強については下の記事を参照してもらうとして、この二つの分野は配点が長文に比べると低いことから、丁寧に対策する受験生が多くはない。しかしながらここは、京大英作など一部の外れ値を除けばしっかり対策することで満点も狙えます。

 長文や細かい英文法などの勉強に伸び悩みを感じた受験生は、ぜひここを武器にして他の受験生に差をつけましょう。英作リスニングで高得点をとって長文もやれるところまで伸ばせば、どの大学であれ合格者平均レベルには達します。また念押しですが、

タイプ0 全受験生へ

 志望大学や学部を問わず、英語の出来不出来は多くの入試で命運を握ります。また大学に入ってからも、大学や学部を問わず英語の能力は非常に重要です。

 個人的には英語を学ぶべき最大の理由は、コミュニケーションツールとして有用だからではなく、外国語を学ぶことで母語を見つめ直す機会が出きるからだと思っています。ですから昨今の実用性ばかりを重視する教育には疑問を感じますが、英語が堪能になると手に入る情報も増えますし、あなたの可能性も大きく広がるのもまた事実です。あなたがどんな道を進むのであれ、大きくサポートしてくれる英語、大学受験を機にしっかり学ぶのは「千利あって一害なし」です。この記事を含め色々な考えを参考にしながら、自分なりの勉強法を確立してみてください。

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