東大理一と理二の違い 東大生が詳しく教えます!!

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 こんにちは。ポッカリオ(@todaix)です。

 この記事では東京大学の理科一類と理科二類(通称理一、理二)の違いを詳しく見ていきたいと思います。どっちを受けようか迷っている受験生はもちろん、あまり違いを知らない人まで読んでみてくださいね。最後には受験生対象で、状況別に出願先決定へのアドバイスもしているので、ぜひ目を通してくださいね。

なぜ理一と理二の違いなのか

  東京大学を理系として受験する場合、出願できる先は理科一類、理科二類、理科三類の三つあります。他大学と違って学部別の試験でないのは、東大が最初の一年半の成績と自分の科類によって行ける学部を決める独自のシステム(進学振分け制度)を採用しているからです。

 理科三類はまず全員が医学部に進学出来る科類で、合格最低点も他の科類よりだいぶ高いのですが、理科一類と理科二類(長いのでこれからは略称で書きます)は合格最低点も近く、違いがあまり知られていません。ということで、この記事ではその違いについて詳しく見ていきたいと思います。

授業の違い

まず気になるのは授業の違いでしょう。一般的に理一は物理寄り、理二は生物寄りといわれたりしています。しかし実際のところ、そう大きな違いはありません。確かに若干理二の方が生物系の授業が多いですが、理一も生物系の授業がありますし、理二もバリバリ物理の勉強をやらされます。

 理一の友人は「理一の方が理二より勉強が大変だ」と言っていましたが、これが事実なのか隣の芝が青く見えているだけなのかはよく分かりません。少なくとも種類、難易度共に、目に見えるほどの大きな差はありません。

クラスの雰囲気の違い

 続いてクラスの雰囲気の違いについてです。基本、理一は理一の中でクラスが分けられ、理二は理三と合同でクラスが作られます。地方から来ていて東大に友達があまり入っていない場合は特に、付き合う友達はクラスメイトが中心になります。

クラスは選択した言語が同じになるように分けられるため、言語によってクラスの雰囲気は違うのですが、大まかに違いを述べてみます。まず理一の方ですが、男だらけで男子進学校の雰囲気をそのまま持ち込んだ感じがあります。合格者の女子の割合は驚異の8%です。ここまで来ると、もはや女子がいようがいまいが男子校と同じ雰囲気になってしまうみたいです。一方の理二は女子が20%近くいます。そのことが関係しているのかは分かりませんが、全体的にノリが軽いクラスが多いですね。

 クラスの雰囲気は言語によって左右される部分の方が大きいですし、上記の違いはあくまで傾向です。

進学振分けの違い

 先ほども述べたように、東大生は最初の一年半の成績によって行ける学部が決まるのですが、科類によって必要な点数が異なります。ここもまた人によっては理一と理二のどちらを受けるか決めるにあたって大事な要素でしょう。

 先に結論だけ述べてしますと、必要な点数に大きな違いがある学部はほとんどありません。工学部の一部の学科は理一の方が低い点数でも進めて、農学部の一部の学科は理二の方が低い点数でも進めますが、大半には大きな違いがなく年によって変動するレベルです。

 もし自分の行きたい学科がすでに決まっている人は「東大 経済学部 進振り」のような感じでネット検索してもらえれば、科類別の必要点数が出てくるので確認してみてください。

 もっともどこの科類に入ろうと大半の学部が大学に入ってもコツコツ勉強を続ければ行ける点数なので、そう心配はありませんけどね。意外と東大生は勉強しないです。

合格最低点の違い

最後に合格最低点の違いです。これが受験生にとってはもっとも大事でしょう。

 総合最低点(一次+二次)

ではまず過去の合格最低点の違いを確認していきましょう。まずセンターと二次を合計した合格最低点、そして合格最低点の差です。(小数点以下は四捨五入)

年度理一理二(理一)−(理二)
20193353305
20183193118
201734733512
201632831513
201532331211
2014307310-3
201331630313
201233431816
2011325326-1
2010307317-10
平均324.1317.76.4

 上の数字を見てもらえれば分かるように、平均すると理一の方が6点ちょっと高いですね。この6点は本当に大きいですよ。特に合格ラインすれすれの人にとっては、一気に合格率が変わります。

 私の高校時代の友人だけでも、6点差以内で落ちていった人たちは数えきれません。たかが6点、ではなく6点も違う、という意識で見て欲しい。ドラゴン桜などで理一は一番定員が多い、だから一番入りやすいなんて言われていましたが、大嘘ですよ。得点的に入りやすいのは圧倒的に理2です。ここ五年に絞れば10点近く最低点に差がありますからね。

センター足切り点数

続いて足切りの点数を見ていきましょう。

年度理一理二(理一)−(理二)
2019698720-22
2018715717-2
2017660701-41
2016728
201573170823
2014681714-33
2013574690-116
201277074327
201172970821
201070564956
平均699.1705.555556-9.6666667

ちなみに2016年の理二は足切りがありませんでした。

こっちは理二の方が若干高いですね。

足切りボーダー付近の受験生が毎年理一と理二どっちの点数が低いかを読んで出願しており、不確定要素が強いので、かなり変動が大きいですね。ここまでブレているとこれからの入試でどっちの方が低くなるのか予想は困難ですが、不安なら傾向的に理一に出すべきでしょう。でもぶっちゃけ東大受けるなら足切り気にならないくらいにはセンター取るべきだよ。

まとめ、そしてまだ迷っている受験生に

 以上まとめると、大学に入ってからの生活では理一と理二に大きな違いはありません。学部の行きやすさでも大きな違いはほとんどありませんからね。これらが理一と理二の選択がみなさん適当になる理由でしょう。ですが、私はこの選択は重要だと思っていますし、以下状況別に選択の際のアドバイスを書きます。

余裕で受かりそう 行きたい学部も決まっている

 一つ目は、余裕で受かりそうな成績をとっていて行きたい学部も決まっている場合です。理一や理二だと100回受けても100回受かるレベルに達する受験生は結構多いですよね。行きたい学部が決まっている場合は、その学部の理一と理二からの必要点数を見て、低くなりがちな科類を選んだ方が良いでしょう。大学に入ると受験生時代が嘘のように勉強へのモチベーションが消えがちですから、少しでも楽になるようにしておくべきです。

余裕で受かりそう 行きたい学部は決まっていない

続いて合格は確定的だが、行きたい学部が決まっていない場合です。この場合は理一がオススメです。若干ですが、理一の方が必要点数が低くなる学科が多い。特に人気学科に絞ると理一の方が低くなりがちなことが多いです。ですので自らの幅をわずかにでも広げておくためにも理一への出願がベターです。

合格が際どい

 最後に、合否のボーダーラインすれすれにいる場合です。この場合ですが、行きたい学科によらず理二に出願することをお勧めします。ここ五年の平均で10点も最低点に差があるのはかなり大きなメリットですから。大学に入ってからコツコツ勉強すれば、医学部以外ならどこでもまず確実に進学できます。まずは入学を最優先課題にするべきでしょう。

ここまでの内容が皆さんの参考になれば幸いです。そもそも東大に入るための対策を知りたい方は下の記事も読んでみてください。

以上ポッカリオ(@todaix)でした。ブログの更新案内もしているので、フォロー気軽にお願いします!!

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